三恵技研工業は高精度な成形技術のひとつとして、薄肉ステンレス造管に精密走行切断機を連結したロールスリット方式を採用しています。薄肉造管パイプの一般的な切断方法として砥石切断やプレスカットなどで一度長材に切り落としてから必要とする長さ分を再切断する方法がありますが、この方法では材料ロスが生じます。そこで弊社では造管工程内で精密切断する事により材料使用率100%を実現しています。また後加工の設備と連結させることで更なる省人化・中間在庫削減を行い、コスト競争力の向上を図っています。
ロールスリットによる走行切断
薄肉造管ライン
薄肉造管パイプの加工方法としてロール成形加工やレーザー溶接技術を採用しています。たとえばステンレス製の魔法瓶では、スピニング加工や拡管・縮管成形によって微妙な曲線や凹凸を高精度で成形し、特に底部に関しては特殊なロール成形加工を施し美しいデザインを実現しています。
また、ステンレスどうしの結合部にレーザー溶接技術を採用することにより、飲み口部を丸く安全性が考慮された形状を取り入れることに成功しました。
魔法瓶ライン
高精度スピニング加工